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ボドゲ動画の撮影方法 [■ゲーム制作おぼえがき]

複雑なルールを分かりやすく解説したインスト動画
わいわい楽しく遊んでいるプレイ動画など、
最近は新作ボードゲームの告知に動画が使われることが多くなりましたね。

ゲームマーケット2015秋に先立ち『幻影探偵団』の動画と、
『2015秋新作ゲーム体験会』でいくつかの新作ゲームの動画を撮影しました。

今回は備忘録として、ボドゲ動画の撮影方法をまとめてみます。



カメラ&周辺機器

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これがうちの撮影機材です。

ビデオカメラはSONYハンディカムです。
かなり古いかたちのものですが、性能がよく十分現役として活躍しています。
SONYのビデオカメラは暗所に強く、照明が暗くても、比較的に安定した動画が取れます。
照明機材を持ち込まずに済むので重宝しています。

上部のモコモコは外部マイクです。
普段はボランティアでイベント動画の撮影をすることが多く、
風きりカバー付の指向性ステレオマイクを取り付けています。
周辺の環境音が気になる場合は、こうしたマイクを使うとかなり改善されます。

下部はミニ三脚ですが、折り畳むとグリップになります。
テーブルに設置して撮影できますが、あまり高さが出ないので、
ボードなどを撮る時には、土台が必要になりますね。
グリップは手持ち撮影では必須です。
アングルを変えた撮影をする際も重宝します。


最近はiPhoneやiPadの性能も上がり、かなり高解像度な動画も撮影できるようなので、
専用のカメラ機材がない場合はチャレンジしてもいいかもしれません。
どうしてもズーム機能に限界があるとは思いますが、一度やってみたいですね。




■三脚

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ボドゲ動画を撮影する場合は、三脚があると便利です。
小型のものでもいいのですが、角度をつけた俯瞰からの撮影や、
全体図を抑えるなら、三脚を使い、ブレのない安定した動画にしたいですね。

三脚はほんとピンキリで、剛性のあるしっかりしたものをおすすめします。
うちもいただきものや、フリマで購入した安物なのですが、
撮影中にしなったり、ミシミシ音がするものもあるので、購入の際はご注意を!




■編集ソフト

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以前はiMovieを使っていましたが、あまりにもストレスが溜まるので、
数年前からファイナルカットプロを使用しています。

撮影した動画を切り詰めたり、色調補正、音量調整など、
きちんとした動画を作りたい場合は、なにかしらの編集ソフトが欲しいですね。

まだ試したことはありませんが、iTuneにも編集アプリがあるので、
iPhoneだけで編集までやることも可能のようです。
一昔前にと比べたら、動画も手軽になりましたね。




■撮影で気をつけている点

撮影の段階で、なるべく編集の手間を減らせるようにしています。
気をつけている点を箇条書きにしてまとめました。


・事前に機材の動作を確認する。
・なるべく静かな環境、時間に撮る。
・撮影の段取りをざっくりでかまわないので決めておく。
・環境音が入らないように、空調やPCなどの電源をOFFにする。
・照明をチェックし、どのように影が出るか確認する。
・編集できない場合は、一発で撮れるように繰り返し練習する。
・説明は滑舌よく、聞き取りやすく
・「え〜っと」「はい」など口癖はなるべく少なく
・緊張する場合は、お酒をちょっとだけ飲んでみる(笑)


最後のは半分冗談ですが、音声を同時に収録する場合、
どうしても緊張して棒読みになりがちですよね。
試しにお酒を飲みながら撮影したところ、リラックスできたので残しておきます。
ただし、飲み過ぎると・・・酔っぱらって顔出しできなくなるのでご注意を(経験者談

そうそう、可能であれば顔出しの動画おすすめです!!
画面にメリハリが出るし、安心感があります。
何度か撮影をお願いしていると「顔に自信がないので・・・」と言われることがありましたが、
あまりルックスは関係ないと思うので、ぜひチャレンジしてもらいたいですね。





■他の方の撮影機材

先日、蒲田で『ボードゲーム撮影会』があり、
他の方がどのような機材で撮影しているのか、拝見する機会がありました。


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こちらは、数多くのレビュー動画を公開しているhal_99さんの機材です。

ミラーレスのデジイチに高めのアングルを狙えるミニ三脚を装備。
インタビューやレビューもこちらで撮影しているとのことでした。

デジイチで動画撮影する場合、ビデオカメラと比べ表現力がありますが、
扱いづらい部分があるので、試していませんでした。
hal_99さんさんが公開されている動画を参考に、チャレンジしてみたいですね。

TGGチャンネル






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こちらはボドゲ動画配信会を主催している風船さんの機材・・・の一部です^^

2015年秋の配信会では、2台のビデオカメラを使いながらネット配信。
同時に収録した動画をyoutubeに公開するというハイレベルな活動をされていましたが、
なるほどスゲェ機材です。


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正面のビデオカメラには、ミニ三脚『ゴリラ』を使用されていました。
ウネウネした脚を持っているので、不整地では活躍するが、
平地での使用では水平が出しにくいという難点があるとのこと。



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ビデオカメラの切り替えや、制御はなんとiPadで!!!!
もうね、素人ぢゃありませんよ・・・マジで^^



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フル装備でこのようなかたちになります。
撮影しながら2台のミニ液晶TVでリアルタイムで動画を確認できます。


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配信会では使用されませんでしたが、黒板を使用したグリーンバック合成も可能とのこと。

自力で動画撮影ができない場合は、動画配信会に参加してみてはいかがでしょう。
これだけの機材を揃えるには、ウン十万(ひょっとしたらその上!?)かかります。

格安の参加費でしっかりとしたサポートが受けられます。


ボードゲームむ~び~




始めるまではハードルが高いと思われがちな動画撮影ですが、
知識を増やせば楽しい作業になりますよ。

最初は時間がかかると思いますが、ぜひチャレンジしてみてください!!
 
 
 
 

取り扱い店舗&通販情報 [-ショップ様での取り扱い]

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ゲームマーケット2015秋に合わせ、
イエローサブマリン様にて、『幻影探偵団』の取り扱いが再開されました。
今回納品した分には、拡張ルール『猟奇耽異-キュリオシティ・ハンティング-』を同梱しています。

秋葉原RPGショップをはじめ、ボードゲームの取り扱いのある店舗が中心になりますが、
店頭在庫がない場合も、取り寄せが可能ですので、ご確認下さい。



イエローサブマリン各店




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また、あわせて通販でも取り扱いいただいています。

ゲーム通販

フラグショップ

楽天








沖縄のアナログゲームショップ・サイコロ堂様にて、
少部数ですが取り扱いをしていただいています。

お近くの方はぜひご検討ください!!

アナログゲームショップ・サイコロ堂






よろしくご検討ください!!

拡張ルールのできるまで [-制作ノート]


 
 
人気作に中には、拡張セットを個別で販売するケースもありますが、
今回の『猟奇耽異-キュリオシティ・ハンティング-』は再版の特典として企画したものです。

前回お話ししたような追加要素と同時進行で進めていましたが、
一番反応が良かったため、採用することにしました。

どのような経緯で完成したのか、残してある資料を見ながらまとめてみました。





いただいていた3つの課題

2014年11月に初版を発売した『幻影探偵団』ですが、
実際にプレイした方々から、検討したいご意見をいくつかいただいていました。

ざっくりと課題点をまとめてます。


【特殊能力】
・それぞれの探偵団に特殊能力が欲しい
・影男以外の容疑者に個性がないのがもったいない

宝石チップの片寄り】
・宝石チップがひとりのプレイヤーに集中しやすい
・宝石チップがまったく取れない

【さらなる推理要素】
・最後に二択になった時、ちょっとでも考える要素が欲しい
・数独、潜水艦ゲームっぽいので、ロジック以外の推理要素が欲しい




以前に作っていた推理ゲームが要素を盛り込み過ぎて失敗したので、
『幻影探偵団』では、できるだけシンプルにしていました。
プレイした感想として、要素を増やしたいという声が上がってきたのは嬉しい誤算でした。

でも、あまり大掛かりなものにならないように制約を設けました。

・推理の難易度は下げない
・基本ルールを大きく変更しない
・追加の印刷物をなるべく作らない

個人的に拡張ルール、上級ルールといったものに、
どれくらい需要があるのか計りかねる部分があり、
手間をかけた割に遊んでもらえないということも十分考えられたからです。





仕様の検討

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それぞれの探偵団に【特殊能力】を採用しても、それほど変化はつけられないと思い、
いっそ容疑者全員に個別の能力をつけられないかと検討しています。

【特殊能力】の効果で、課題となっていた【宝石チップの片寄り】や、【さらなる推理要素】も
一挙に解決してやろうというジャストアイデアからのスタートです。

効果については、アクションカードで採用しなかったものや、
これまでにメモしてあったシステムのボツ案などを拾うだけで、かなりの量になりました。


始めてみるとアイデアとしては悪くないのですが、難点が次々と出てきます。

・容疑者カードに【特殊能力】の効果をレイアウトするとごちゃつく
・【特殊能力】を発揮するためには、正体をばらすことになり、推理の難易度が下がる



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一度、A7サイズの小型のサマリーに情報をまとめ、
【特殊能力】を発揮する条件を、『団長になる』『殺害される』『生き残る』に限定、
なるべく推理の妨げにならないよう調整してみました。


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情報を小型のサマリーにまとめるというアイデアは、
別件で検討していたゲームのアイデアだったのだが、いい具合でハマってくれました。
サイズを大きくしてポストカードサイズにするべきか、
文字の読みやすさを含め検討しています。

ただ、サマリーにまとめてみて分かったのですが、
【特殊能力】の発揮条件が少なく、
まったく活かせないままゲーム終了になるケースが起こりえるのです。



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そこで、団長と団員それぞれ別の【特種能力】を用意し、
探偵団の構成をプレイヤーが決めるというルールを追加。

このルールは残念ながら影男には適応しませんが、
【特殊能力】の種類も増え、【宝石チップの片寄り】に対応した効果も盛り込むことができました。

【さらなる推理要素】という課題をクリアするために、【特殊能力】の効果に強弱をつけています。
強力な特殊能力を持つ容疑者は、正体がバレやすくなっており、
プレイヤーの行動から推理できるように調整していました。



テストプレイでの調整

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画像は初期の仕様で、ようやくテストプレイに持ち込んだ頃のもの。
テストプレイは好評でしたが、まだまだ課題は残っていました。

・もっと【特殊能力】の強弱を抑えた方がいい
・上級ルールだが、初プレイの場合でもおすすめできる
・ポストカードサイズじゃないと文字が読めない
・テキスト内容が分かりづらい

【特殊能力】の強弱はあえて残していたのですが、
繰り返しプレイした場合、やることが決まってしまうという意見をいただきました。
ここから大修正になるのですが、正解でしたね。
ひとりで作っていると、どうしても視野が狭くなりがちです。
テストプレイの重要性を再確認しました。

サマリーもポストカードサイズに確定し、ブログでβ版を公開しながら、
しばらくの間、テキストの分かりにくい部分などを含め、調整を繰り返しています。

『幻影探偵団』の初期からテストプレイをお願いしている方々のチェックをクリアして
納得できる仕上がりになったのは、かなりギリギリの進行になりました。



デザインの注意点

こうしてテストプレイを繰り返し、
ようやく完成した拡張ルール『猟奇耽異-キュリオシティ・ハンティング-』ですが、
デザインについても、いくつか書いておきます。


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『幻影探偵団』はコンポーネントを含め、世界観が評価されている作品です。
特典物として企画したものとはいえ、チープな仕様になってしまわないよう注意しています。

大変好評だったのは、角マルですね!!

お願いしている印刷所では追加料金がかかってしまいますが、
ポストカードで5mmの角マルが対応可能です。
当然、納期も遅れますが、耐久性や見た目が格段に良くなります。

紙も厚めのものを選んでいるので、すぐにヘタれるようなことはありません。

こういったことは、どうしても予算との兼合いになりますが、
細部まで気を使ってみるのもいいでしょう。



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小型のサマリーにまとめるために、デザイン面でも気を使った部分があります。

・文字の必読性
書体、文字のサイズ、字間(文字と文字の空間)、行間(行と行の空間)、
文字組(ハコ組や揃えかた)、文字の色(スミ文字なのか白抜き文字なのか)、
テクスチャーの有無、1行に収める文面の長さ、などなど。
かぎられたスペースに、読みやすくレイアウトできるように注意したいです。

・テキストのわかりやすさ
こちらは複数の方に見てもらいながら、なるべく短い文面で、
かつ不明確にならないよう注意しました。
日本語の難しさ・・・というか自分の文章力のなさを痛感します。

・使いやすさ
表面に拡張ルールの説明、裏面にそれぞれの特殊能力一覧をレイアウトしています。
それぞれきちんとまとめることで、インストしやすく、プレイ中も確認しやすくなっています。
特殊能力一覧では、容疑者のイニシャルを文面の下にテクスチャーとしてレイアウトしました。
メリハリのあるレイアウトで使いやすさを意識しています。

・フレーバーをもりこむ
容疑者の能力は、美少年なら[機略]、宝石商なら[蒐集]というように、
それぞれのキャラクターに合うような名称をつけ、
またその能力もイメージに合うようものを選んでいます。
プレイヤーが感情移入する重要な要素なので、きちんともりこみたいですね!!



 
 
 
思ったよりも長くなりました^^。

今回の拡張ルールで、『幻影探偵団』の気になっていた部分を補完できたと思っています。

特種能力の確認など、どうしてもインストが長くなってしまいますが、
作者として自信を持っておすすめできるものができました。

再版するにあたって、思い残すことはありません。

 
 

『幻影探偵団』は作り物が多く、再版のハードルが高いのですが、
制作者とユーザーが互いに笑顔になれよう、やれることをやってみました。

何かの参考になれば幸いです。




 

再版での追加要素 [-制作ノート]

2015年3月の再版では、分かりにくい文言や、マニュアルの誤字などを修正を加え、
『幻影探偵団』を遊びやすく改良しましたが、
11月の再々版では、追加要素を加えられないか検討しています。

次々と新作ゲームが発表される中、
再版されるゲームに新鮮味を加え、すでに持っているユーザーにも、
新規に購入するユーザにも興味を持ってもらうにはどうすればいいか。

やれたもの、やれなかったもの、いろいろありますが、今後の制作の参考になればなによりです。






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・プレイ人数の変更
『幻影探偵団』では13枚の容疑者カードを使いますが、
枚数を増やすことで難易度を上げたり、プレイ人数を増やせないかと検討しています。
このアイデアは遊んだ方からも何度か提案されていました。

容疑者カードを17枚、21枚、26枚にすれば、
プレイ人数によって多少の調整が必要ですが対応可能です。

アクションカードの『頭文字』や、推理シートは変更が必要ですが、
新しい効果のアクションカードや、改訂した新ルールのアイデアもあったので、
試してみたい追加要素でした。

最終的に採用しなかった理由としては、どうしてもプレイ時間が長くなることと、
プレイヤーの実力差が出やすくなることが上げられます。





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コンポーネントの追加
再々版では、印刷所の仕様変更により、円形チップの封入枚数が変更になりました。
そのまま白チップにすることもできたのですが、価格的にもそれほど変わらないので、
追加要素として『殺害チップ』なるものを追加することになりました。
推理を視覚的に整理できることから、遊んだ方からは好評をいただいていますが、
当初の計画にはなかった要素になります。


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初版の際に配布した『髑髏王カード』が好評だったため、
再版以降の特典として封入するようになりました。

さらにダウンロードアイテムとして『髑髏王ボード』も作っています。
プレイアビリティーも上がるので、印刷してみたかったのですが、
それほど需要がないだろうと判断して、今回は見送りとなりました。

当初、髑髏王の姿はあまりかたちを描かずに、プレイヤーのイメージに委ねる予定でしたが、
twitterなどで名前がひとり歩きしたこともあり、何点か描くことになりました。
作者の分身とも言えるキャラですが、ちょっとやり過ぎたかな?と思うこともありますね^^。







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・コラボ
制作者同士がお互いの作品の要素を共有するコラボレーション企画が
盛んに行われるようになりました。
『犯人は探偵の中にイる』でおなじみのEJIN研究所様から、
『幻影探偵団』をオマージュした『骸骨王VSボドゲ探偵』という
拡張パックがリリースされていますが、
エジンさんの新作が『ヌシも悪よのう』という
江戸時代の悪徳商人をモチーフにした作品だったので、
さすがに要素を盛り込むのは難しいと判断して断念しています。


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後日、仕上がったパッケージを見て、
この絵柄の『幻影探偵団』も見てみたいなと思ったのは、ここだけの話です^^





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英語
『幻影探偵団』もボードゲームギーク(以下BGG)に登録してから、
海外の方に興味を持っていただく機会がありました。
個人的にどれほど需要があるのか分からないので、そのまま放置していました。
ありがたいことにチャレンジしてみたいというお話しをいただき、
マニュアルを英語化することになりました。

日本語英訳する場合、どうしても原稿量が増え、元のレイアウトに収まらず、
微調整を繰り返すことになります。
『幻影探偵団』はルールだけではなく、設定やエンディングストーリーなど、
かなりの文字量になるため、予想以上に時間がかかりました。

今回お願いすることになった『ひつじごや』さんからは、
今後もマニュアル等の英語化をやってみたいということですので、
興味のある方はご連絡いただければ紹介いたします。






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・てづくりキット&豪華パーツ
前回でも紹介した要素ですね。
購入者が簡単な工作をすることで完成するキットになります。
市販品でも、木製コマにシールを貼るものなんかもありますよね。
デザインフェスタやワンフェスといった市場もあるので、
こういう要素は伸びて欲しいと思います。





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・拡張ルール
11月の再々版で採用したのが拡張ルールです。
上記したコンポーネントの追加と合わせてセットにするべきだったか悩むところですね。
とはいえ、作り物が増えるとコストもかさむので、
最終的には、最小限の仕様で、最大限の変化を狙った仕様にまとめました。

前作『傾国-KEIKOKU-』では、まったく違うルールを提案しましたが、
今回は遊び慣れた方々がプレイするための上級ルールになっています。

拡張ルール『猟奇耽異-キュリオシティ・ハンティング-』については、
長くなりそうなので、次回取り上げてみたいと思います。




それでは、お時間があれば『拡張ルールのできるまで』におつき合いください。



ではでは。
 
 
 
 
 
 

手作りと量産 [-制作ノート]

ボードゲーム制作にかぎらず、ものづくりをする上で、
制作費の問題はつきものですね。

凝ったものを作ろうと思うと、どうしても制作費が上がり、
販売価格が高くなってしまいます。

『幻影探偵団』でも、販売価格との折り合いをつけるのに苦労しました。

しかし、ゲームマーケットでは、そういった制限を解除して、
手作り制作で素晴らしいコンポーネントを仕上げる方々がいらっしゃいます。

エルタイルズ、スチームウォーズ、チューリップバブル、マトリンゴなどなど、
こだわりの仕上がりに感動しつつ、その苦労を考えると、
あきらかに人の道を踏み越えた“阿修羅道”ゆえ、
けして脚を踏み入れてはならないと、堅く心に誓っていました^^。


でも、量産せずに、作り方を公開すれば、
興味を持ったユーザーさんが自主的に工作してくれるんじゃ????


なんていう、あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い期待を持って始めたのが、
『幻影探偵団 豪華版パーツ』の数々でした。


幻影探偵団のカスタマイズ

カスタマイズパーツのダウンロード



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コンセプトとして、

・ガンプラレベルの工作で仕上がること
・100均や東急ハンズなどで入手しやすい部材を使う
・特殊な工具を使わない

というように、あくまで“お手軽工作”での提案で進めることにしてみました。




実際にやってみると、これが予想以上に難しい!
時計のジャンクパーツや、各種専門パーツを取り寄せ
1点ものと割り切れば、もっと楽に作れるはずなのだが、
コンセプトどおりの仕様で、納得できるものを提案するのにだいぶ時間がかかりました。

仕上がったものは好評でしたが、
それでも、メッキを剥がすために重曹で煮たり、
接着剤を使用して貼り込むことに、ハードルが高いと感じる方もいたので、
“お手軽工作”という企画は難しいですね。




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11月のゲームマーケット2015秋に向け、再々版を決めた時に、
『髑髏王ボード』を印刷して販売することや、
おまけとして『ふろく工作キット』を特典として封入することを検討しましたが、
それほど需要がないだろうと判断してボツにしています。

最終的には、書き溜めていたアイデアを元に、
拡張ルールを特典として用意することになりましたが、
実際に作っていたらどうなっていたのか気になるところです。




・・・が、ここで話が終わらない・・・




いよいよゲームマーケットが近づいてくると、
いろいろな手作り制作のコンポーネントの画像がtwitterで公開されるんです!!

うわぁ!スゲェ!!凝ってるな!!カッケェェ〜〜〜〜!!!!!!!
し、手裏剣削ってる!手描きかよ!!
レーザー?バァ〜〜〜〜〜ニングだと!?ネコかわいいッ!!!!

それらの画像を見ていると、ついつい自分でもやりたくなってしまいます・・・orz



結局は、無茶なスケジュールでの深夜作業の連続です。


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気がつけば、勢い余って『招待状』に血糊を描いたり、化粧箱用の帯まで作っていました。

“お手軽工作”として提案したものですが、量産するにはやはり大変で、
気がつけばがっつり“阿修羅道”に踏み込んでいましたね・・・orz

結局、5部制作するのが限界でしたが、うかつに踏み込むと地獄を見ることを、
身を以て体験したゲームマーケットになりました。

やはり、手作り制作の場合は、よっぽど計画的にやらないとキツイですねぇ。



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そういえば、ゲームマーケット用に『髑髏王のおめん』も作ってましたね。
すっかり忘れていましたw

こんなこと無計画でやってたら、そりゃ大変ですよwwww



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それでも、ゲームマーケット当日、『豪華版パーツセット』が完売し、
試遊卓でも遊んでもらえたのは嬉しいことです。

再版の問い合わせを何回かいただいていますが、今のところ予定していません。

もし機会があれば部材を集め、工作していただけると、作者としては嬉しいかぎりです。
 
 
 
 
さて、次回は『再版での追加要素』について書いてみたいと思います。


ではでは。 
 
 
 
 
 

再版までにやれること [-制作ノート]

いざ再版をすることになっても、まず気になるのがどれくらい需要があるのかということ。
これはゲームマーケット2015秋に行った再々版でもおなじです。

再版してみたら全然売れなかった・・・という悪夢は避けたいですよね。

そこで再版までにやってみたこと、検討したことをまとめてみました。





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・ゲーム会、試遊会でプレイしてもらう
『幻影探偵団』はゲームマーケットのアンケートでは、
評価が大きく分かれる作品となりました。
実際にプレイした方から、感想を聞くことで再版の需要があるか、
改善する点がないか意見をいただいています。

また、試遊会などのイベントに参加し、
再版までのあいだ、話題を繋げることも重要だと思います。
ボドゲの新作は常にリリースされているので、
埋もれないようにしたいところです。




・twitter、ブログのレビューを検討する
『幻影探偵団』をプレイした方からレビューをいただけることがあります。
当然、いい評価ばかりではないですが、
ゲームシステムのバグや、分かりにくい点など、改良の余地がある場合もあるので、
できるかぎり拾えるようにしたいですね。
もちろん好評価も再版するためのモチベーションになるので大事にしたいです^^




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プレゼントキャンペーン
昨年のクリスマスに、クレーム対応用に保管していたものを、
プレゼントするという企画を行いました。
twitterで呼びかけた突発的なものでしたが、
多くの方に参加してもらい、興味をもっていただけました。
在庫に余裕があればイベントとして試してみたいですね。




・修正点を検討する
マニュアルなどに誤字脱字がある場合は修正したいですね。
遊んだ方から分かりにくい点などの指摘があった場合も、可能なかぎり調整したいところです。
『幻影探偵団』でも、基本ルールはそのままに、そういった点を調整して再版しました。

デザインを大きくいじる場合は、『第2版』『新版』などの目印を
パッケージにレイアウトする必要が出てくるので注意したいですね。




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・販路の検討
『幻影探偵団』は再版をした場合、委託をお願いすることが前提になっていました。

ゲームマーケット2015春の開催日が、結婚記念日と重なっており、
出展が絶望的な状態・・・(ここは笑うところ

同じ時期に仕事場の引っ越しが重なったこともあり、
テストプレイでもお世話になっていたイエローサブマリン様に、
一括で委託をお願いすることになりました。

さらに折よく、ペンとサイコロのろいさんから、
ゲームマーケット大坂での委託や通販のお話しをいただいたり、
EJIN研究所のエジンさんから、
ゲームマーケット2015春での委託をお願いすることができました。

最近では、キックスターターや、自分自身で通販をするケースもあるようですが、
自分自身が対応できないと判断し、検討しませんでした。

事前に販路を確保できるなら、検討しておくべきでしょう。





・印刷所を検討する
制作をお願いした印刷所で引き続き再版するべきか。
納期や割引、クオリティの問題で変更する場合もありそうですね。
発注する個数によっては、単価が変わる場合もあります。

また、お願いするつもりでも、料金設定が変更になっていたり、
印刷の仕様が変更になっていることもあるので、
スケジュールとともに確認する必要があります。

当然のことながら、ギリギリの発注はトラブルの元になるので要注意!





・その他の企画
このほかにも、他のゲームとのコラボや、拡張ルール、マニュアルの英語化など、
11月の再々版までにやってみたことがありますが、
長くなりそうなので、それはまた別の機会に!!





次回は『手作りと量産』について書いてみたいと思います。


ではでは。
 
 
 
 
 


再版と家庭内稟議 [-制作ノート]

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早いもので、ゲムマから10日過ぎてしまいました。
終わってしまうと、ホントあっという間ですね^^。

少しずつですが『幻影探偵団』の制作ノートを公開していきます。

どういう切り口で進めようかと悩んでいたのですが、
今年のはじめまで遡り、『再版』を軸に、何ができるのか、何をやったのかということを、
順番に書いていこうかと思います。



まず出だしとして、何を書きましょう。。。。。

あぁ、そうだ!!!!

ボードゲームの再版はハードルが高く、

なかなか踏ん切りがつかないものですが、

家庭を持つ制作者なら、まず必ず越えねばならない壁があります・・・





そうです、家 庭 内 稟 議 です!!







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制作者の中には、家族ぐるみで制作したり、
応援していただける方もいらっしゃるとは思いますが、
残念ながらうちの奥様はボードゲームがあまり好きではなく、
制作活動も協力的とは言えません。
とはいえ、ナイショで再版したり、新作を作ろうものなら大変なことになります。

『幻影探偵団』の初版は好評で、ゲームマーケットで完売した後も、
再版の声を多数いただいていましたが、それにはまず家庭内稟議を通過せねばなりません。

そこでいくつかのことを行いました。




・ボードゲーム制作の収支
いくつ作って、いくつ売れて、経費としてどれくらいかかったのか、
交通費や飲食代、試作品制作雑費などなど含め、きちんと説明しました。
当然、制作者ならこういったことは把握しなければならないのですが、
根が無精なもので、年末まで貯めこんだ領収書を整理し、帳簿を確認してもらっています。


・いただいたレビューの紹介
『幻影探偵団』を遊んでもらった感想などを見てもらい、
いっしょに喜んでもらおうとしたのですが、残念ながらこれは失敗。
もともと興味がないので、完全に猫に小判でしたね^^
まぁ、評判が悪くないということだけは、理解してもらえたようですが(たぶん


・家事手伝い&子供の世話
ボドゲ制作に入ると、普段の仕事が忙しいこともあり、休日を使ってしまうことが多く、
家族と過ごす時間が削られてしまいます。
その埋め合わせではないですが、ゲムマのあとはなるべく時間を作るように心がけました。

あと、うちの奥様から体重を減らせという厳命をいただきました・・・orz
ボドゲ制作していると、運動を怠り、こもりがちになりますよね。
体重量が劇的に増えたわけではないのですが、筋肉が落ちて脂肪が増えるという、
悪循環に陥っていたので、しばらくジョギングすることになりました。


・再版した際の展望を語る
どれくらい需要があり、いくつ再版するのかをきちんとした数字をだして説明しています。
ゲムマだけではなく、店舗委託を含め、どのように進めるのかも、
うちの奥様は把握していないので、再版が無謀な賭けではないことを納得してもらいます。



いきなり稟議を通そうとするのではなく、それなりに時間をかけた雰囲気づくりが重要ですね。
(うちの奥様曰く、相手をするのが面倒になった・・・そうですがw)


もうこのへんはうろ覚えですが、2015年の1月には再版を決定しています。


出だしからグダグダな気がしないでもないですが、
次回は、再版するまでに行った活動について書いていこうと思います。

参考になるか微妙ですが、しばらくおつき合いください。
 
 

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